【スタッフ山根】ポリシーとは

こんにちは。スタッフの山根です。

先日、NHKの番組『プロフェッショナル』という番組で
興味深く見ていた放送がありました。


『航空管制官 堀井不二夫さん』の放送です。

彼は幼少の頃から飛行機が大好きで
いつしかパイロットになりたいという夢を持ちました。
ところが大学在学中に病気を患い
パイロットは身体能力に大変厳しい基準があり
やむを得ず夢をあきらめました。


ところがあるとき
”航空管制官 募集”というものに目が留まり

『空に飛ぶことはできないけど同じ空の仕事ができるなら』

と、航空大学に進み航空管制官になりました。

その後、人の数倍も勉強し現場で経験を積み
いつしか

『空港の中で一番仕事ができる男だ』と
自負していたそうです。

その頃の堀井さんは

『いかに速やかに飛行機を着陸させるかだけを考えていた』

とのことです。

 

ところが
若い副操縦士の青年と出会い
実際に旅客機のコックピットに同乗する機会があり
打ちのめされたそうです。

 

着陸態勢に入っているパイロットは
予想もつかないほどの様々な計器の操作と操縦と
お客様を安全に、尚かつ無事な旅の終わりを提供するために
とても慌ただしく緊張の数分間を余儀なくされている。

そのことを、堀井さんは同乗してみて初めて知り
ショックを受けたそうです。

なぜならば
管制官として仕事のできる男と自負し
速やかに着陸させるためにスピードだけを考えてきたからです。

管制官の堀井さんを信じて着陸態勢に入ってくる
パイロットの気持ちなど考えたことなかったからです。

その後、堀井さんの管制官という仕事に対しての
考え方とやり方が変わったそうです。

『自分はパイロットと一緒に飛んでいるんだ』

そう思うようになったそうです。

それからパイロットからの最後のメッセージは
こんなものに変わったそうです。

「丁寧な誘導をありがとう。またいつか。」

 

私はこの放送を見ていて
とても感慨深いものを感じていました。

空の仕事では

【お客様】—- 【パイロット】—- 【管制官】

ビギンでは

【生徒さん】—- 【講師】—- 【ビギンスタッフ】

 

【お客様】と【生徒さん】は 夢を持ち
【パイロット】と【講師】は 夢へと導いていく

そして

【管制官】と【ビギンスタッフ】は 夢への達成のために
両者をサポートしナビゲートしていく

 

まさに一緒だ!
そう感じていました。

そしてそれがとても幸せだと感じている自分がいることを
改めて気づかされた放送でした。

 

ポリシーとは

『スピードを要される仕事だからこそ
   一つ一つの夢を大切に
 相手の気持ちを考え心を通わせ
    両者のナビゲーターであること』

ちなみに航空管制官の仕事は
全て英語です!