「~につき」a/anとperの使いわけ

ある時はa(n)を使用した「~につき」に関わる表現があり、またある時はperだったりする。
これ どちらでもいいの?それとも?と迷うことが多々あります。

私もかつて、これらについてなかなかスッキリ理解が出来きませんでした。
調べたりネイティヴスピーカーに聞いたりし 一度こういう結論を出しました。

「日常ではほとんどa/anを使用 perはフォーマルな場面やビジネスで使用。
a/an とperが入れ違っても意味は(ほぼ)通じる」

今思えば 上記の理解で十分使えますし、まとめると結局そうなるのですが、当時の私は ネイティヴスピーカーが言う「大した変わりはないが 言われてみると確かに言い分けている」という点に興味を持ち 彼らが自然に「言い分けている」実例を追求しました。

そんな経験からの気づき・学習経緯も含め、みなさんの「スッキリ理解」のお役立てになればと書き進めて参ります。

では 一つづつ参りましょう。
 
3つのポイント

(1)それぞれの性質
(2)違い
(3)使用状況例

a と per それぞれの性質について

【a/an】
単数名詞を直後に置く 
単数名詞には数量期間を表すものが多い
この時のaの種類(=品詞)は冠詞

1時間に2回休憩する→take a break two times an hour
1週間に1回英語を勉強する→study English once a week
1ヶ月に3回 ジムに行く→go to the gym three times a month
1年に1度健康診断を受ける→receive a health checkup once a year

【per】
無冠詞の単数名詞を直後に置く
aより使える名詞の幅が広い
この時のperの種類(=品詞)は前置詞

1キロ100円→100yen per kg 
お一人さま3個まで→three per customer
駐車場等で1日1,400円→1,400yen per day

語順は同じ
『数(➕名詞)➕a/an per➕単数名詞』

次に、使う場面を見てみます。

使う場面 状況の「違い」

■英語辞書や文法書での「違い」の記載はほとんどが以下のように書いてあります。

『a/anは日常的に使われる
perは主に商業英語 ビジネスやフォーマルな場面で』

ここでさきほど挙げた使用例を再読してみましょう。
aは 頻度習慣を表現し 日常で多く使えそうです。
perは商品表示などの表現 ビジネスなどに出てきそうですね。

■訳の微妙な「違い」

両方とも数量期間を表す名詞を置き「につき」と訳しますが、perは「あたり」と訳す方が自然な時がある。

per person/head(一人当たり)
per employee(従業員一人あたり)

■いい易い方を選ぶ

直後に来る単数名詞との関係で、発音し易い方を選んで使用することがあります。

1人につき(あたり)千円→1,000yen per person 

この場合1,000yen a personとするよりもper personとpが並んでいる方が言い易いから、という理由でperを使用。

使用状況例

では 使用状況例を会話文でみます。

Aはレンタカーを借りに来ました。スタッフとの会話。

A: I want to rent a car for three days. I can spend about $40 a day.
B: How about that car. That’ll be $38 per day.
A: Sounds nice.

客Aは「一日につき(あたり)40ドルの予算で車を借りたい」とスタッフに伝え、スタッフBは「あの車は 一日につき(あたり)38ドルです」とAに対応。
上記perと aについて 誰が誰に使っているか 対人関係に注目すると、A(客)がaを使用 B(スタッフ)はperを使用

Aは 客としてレンタカーを借りに来たので、aを使い、スタッフBはAは客だという意識でperを使用しているのです。
aは 日常会話で主に使われ、perはビジネス フォーマル場面で使うことが多い という特徴がここに見えますね。

同じ特徴を示す例をもう一つ。
展覧会場入り口での 客とスタッフの会話。

A: How much is the entrance fee?
B: It’s 2,000 yen per person.

スタッフが客に「お一人につきに二千円です」と対応しperを使用。
さらに これは前述した「発音しやすい方を選ぶ」ということも当てはまります。
personの前にはaよりperの方がいい易いという感覚です。

次は 英会話学校でネイティヴ講師Kenと生徒の会話
生徒がテキストのコピーを要望し会話が始まります。

A: Ken, Can you copy today’s pages?
K: No problem.(It costs )10 yen per copy.

同僚KenとSaraの会話
 
S: I don’t know how much for one copy. Do you know how much?
K: Yeah, (It costs)10 yen a copy.
S: Thanks!

いかがでしょう。
「コピーは一枚につき10円」という表現を、講師から生徒への投げかけは ビジネスやフォーマルな場面でのperを 同僚同士ではaを使いました。

では最後に穴埋め問題にチャレンジ!
会話または英文のかっこにa/an またはperを入れ完成させましょう。

A: I go to the supermarket five times ( 1 )week.
B: In my case, two times ( 2 ) week, actually.
I usually go to the convenience store. They open 24 hours ( 3 )day.

A: It’s hard to believe that more than hundreds people are dying ( 4 ) hour. 
B:Tell me about it. In some countries,there are about 100 patients ( 5 ) doctor.

Bob is a great musician.He’s 80 years old but still energetic.
He releases CDs at least three ( 6 ) year.

<答え>
(1)(2)(3)=a
(4)anまたは per
(5)per
(6)a または per

いかがでしたか。
「につき」の意味を持つa/anと per。その使い分けは、『日常会話で使うa/an  商業英語やビ

ジネス フォーマルな場面で使用されるper』がメインです。
会話の使用例とともに感覚をつかんでいきましょう。

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