made of とmade fromの違い

こんにちは、英会話ビギンです。

みなさんの身の回りにある日用品や好んで使う物、食べ物などそれらは一体どんな材料で何からできているのでしょう。
考えてみることありますか。

ご旅行先、初めて行く土地での珍しい食べ物や斬新な建物等を見て「これは一体何で(から)できているのだろう?」と思うことあるのではないでしょうか。

そこで今日は、「〇〇は~で(から)できている・で(から)作られている」という英語表現をご紹介します。

ものを見たり触れたりした時、「これは〇〇で(から)できている・作られている」の英文が理解できたらまた誰かに教えてあげられたら英語学習に雑学知識もプラスされ会話も一層弾みますね!

ではポイントとなる二つのことを中心に早速進めてまいります。

受け身形を理解しよう!

(1)受身の意味

受け身形とは相手物事によって「~される」という受動態の形、意味になるものです。
ものは人の手、第三者の関わりによって形となるものが殆どです。
例えば木の家は自らの力で木の家になることはできません。
材料があり人の手があり木の家となりますね。このような時、相手・物事によって「~される」という受け身の形をとります(例文で後述しています)

(2)受け身の語順

何(=主語)+be動詞+過去分詞

今日の受け身の形は
「AはBで(から)できている作られる」→A+be動詞+made➕of/from+B

例「この家は木でできています」

Thishouse is made of wood.

madeまでが受け身の形です。
madeに続く『of wood=木で』がこの家が何でできているか、を示します。

ここからは今日の表現の押さえどころ「ofとfrom」の違いについて!

ofとfromの使い分け

”~で出来ている”の「で」に当たる英単語 はof
”~から出来ている”の「から」にはfromを使います。

(1)of

元々の意味は「~の」
「~の(一部であるが~そのものではない)」という意味。
<元々の素材が明らかな物、残っているものや変化の少ないもの>に使います。

ここで上の例文を再度みてみます。
Thishouse is made of wood.

ofを使用ですから「この家は見た目で明らかに木で出来ている」とわかります。
同時に明らかに木でできているとわかるからofを使用しているという解釈でもいいですね。

(2)from

元々の意味は「~から」
「~から(発祥した出てきた)」という意味です。
<元々の素材材料と現在の形がかなり変わっているもの>の場合に使います。

例文を見ます。
以下の例文は多くの参考書に出ています。わかりやすいので取り上げます。


「ワインはぶどうから出来ている」
Wine is made from grapes.

Wine=ワイン is made =ワインは作られる出来ている
(受け身形ですね)

from grapes=ぶどうから

fromはぶどうからという意味。
ぶどうという材料から変化し形を変えワインになったことを表します。

ここまでいかがでしょう。
ofとfromの意味合いとその使い分け徐々に掴めてきましたか。

made of と made fromの会話例

では会話文をof / fromに気をつけて読んでいきます。
Aがジャム好きのBにパイナップルのジャムを買ってきました。

A: Hi. I bought this jam for you .I know you really like it.
B: Thanks! What kind?
A: This is made from pineapples.

いかがでしょう。

Aは「これはパイナップルから(出来た)ジャムだよ」とfromを使用。
ジャムになったパイナップルは原形をとどめていません。大きく変化していますね。
上記のルールを再読し確認しておきましょう!

ではさらに会話文を。
AとBは旅行中です。
歴史を感じさせる古く立派で耐久性ありそうな建物を目の前にし会話が始まります。

A: Look at that old historical building! It’s magnificent!
B: Tell me about it. And It looks durable too.
A: Yeah. I’m sure it was made of brick.

いかがですか。最後のAのセリフは「それはレンガでできているに違いない」of 使用のこの表現からこれは、見た目にもレンガ造りだとわかる建物だと言えます。
ルールを再読し確認しましょう!

場面は移りAとBはこの後レストランへ。
見たこともない料理が運ばれきましたよ。

A: It looks strange,isn’t it?
B: You think so?
A: Yeah. I wonder what it was made from.
B: I have no idea.

いかがでしょう。見たこともない料理にAは「これは何からできているのかしら」と言っていましたね、この部分。

“I wonder what it was made from.”

この表現から何からできているか想像できないくらい形が変わっていると言えます。
fromを使っています。

made of と made fromの練習問題

では最後に穴埋め問題!会話のかっこに適切な英単語を入れて文を完成させましょう。

先ほどのAとBの食事が始まりました。Aは勇気を出して料理に手をつけますが緊張と不安からでしょうか、ワイングラスを倒してしまいます。そこからの会話。

A: Oh,I’m so sorry!
B: That’s OK! It isn’t broken. May be it ( 1 ) ( 2 ) ( 3 )plastic.
A: What a relief!
B: By the way, try this one. It’s really good.
The waiter said that it ( 4 )( 5 )( 6 ) soy beans.
A: Really? It looks sirloin steak…

(1)is/was ※is/ wasどちらでもOK!
(2)made
(3)of
(4)was
(5)made
(6)from

いかがでしたか。
ワイングラスはプラスティックでできていて、サーロインステーキに見えるものは大豆からできていた!

みなさんも身の回りのものを見渡してみて今日の表現を使った英文作りにトライしてみてくださいね。

英会話ビギン

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