発音のコツをつかんでリスニング力アップ!リスニングの裏技勉強法

目次

英語をリスニングしにくい原因の一つに、
日本語とは違う子音や母音があります。

私達の耳には、幼い頃から親しんだ
50音(アイウエオ、カキクケコ)が深く深~く染み付いていて、
そう簡単にはリセットできるものではなく、
苦労されている方も多い事と思います(特に成人の方々は)。
この日本語50音の特徴を理解し逆に利用する事で、
子音のリスニング+発音を上達してしまおうという裏技をご紹介します。

☆サ行のシは仲間はずれ?☆

“She” ⇔ “Sea”

どちらも、カタカナで考えると 「シー」。
50音のサ行「サ・シ・ス・セ・ソ」ですね。 
ローマ字で書いてみると「Sa・Shi・su・se・so」 です。
あれっ何か変ですよね。「サシスセソ」の「シ」だけ綴りが違います。
同じ音と思っていたサ行の「シ」は、
実はシャ行「sha・shi・shu・she・sho」の「shi」が混ざっているんです。 
“She”はシャ行のShiの発音。

サ行を同じ音で変化すると
「Sa・si・su・se・so」になります。 
“Sea”はSa行のSi。
※「si」の音は「水曜日」の
「水=sui」のuを弱めていくと感じがつかみ易いと思います。 

☆Sha行とSa行?☆

このように混同している
カタカナ50音(サ・タ・ヤ・ワ行など)を、
アルファベットの音表(a,b,c~z)に整理し直してみましょう。 
ハ行のhu⇔ファ行のfu、ジャ行のji⇔ザ行のziなども間違い易いです。

例)サ行   = sa・shi・su・se・so

        ↓

Sha行=sha,shi,shu,she,sho ( shark, she, shoes, shake, show)
Sa 行  =sa,si,su,se,so ( Saturday, sea, super, same, socks)

※子音の練習用です。 
厳密には母音も100%同じではありません。
母音は米語で特にa・oとア・オが違います
(母音については、またの機会に)。

そしてリスニングの際には、
聞き分けづらい単語がアルファベット音表のどの行に区分されるのか、
整理しながら練習すると効果的です。

☆“Sea” ⇔ “She” が違う音に聞こえてきましたか?☆

“She sells sea shells by the sea shore.
The shells she sells are seashells I’m sure.”

悪名高いこの“子音Tongue Twister”、
もう怖くありませんね。

しかしリスニングには、まだまだ
「RやTh等のまさに英語な子音」・「子音止め」・
「母音」・「リズム強弱」・「消音」など、
超えるべきハードルがあります。 
ワクワク(?)しますね!  
憧れの「ペラペラスピーカー」に向かって一つ一つ超えて行きましょう!