英語の「sport」は「娯楽」「気晴らし」という意味です

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Do you do any sports?

あなたは何かスポーツをしていますか?

 

と、聞かれたとき、どんな風に答えますか?

テニスや卓球、水泳、スキー、サッカー、野球……などたくさんのスポーツがありますが、
私たちが、「スポーツ」と言う言葉を聞いたときに連想するのが、「競技スポーツ」のことではないでしょうか。

 

「競技スポーツ」と言えば、そこには勝ち負けがあり、
勝つために一生懸命に努力することが伴います。
確かに、sportはそのような意味合いも、もちろんあります。

 

sportの基本的な意味は、「娯楽、気晴らし、楽しみ」です。
つまり、競技スポーツ以外のこともsportになり得るのです。
たとえば、adventure sport「アドベンチャー・スポーツ」というのがあります。
これは自然を相手に楽しむ戸外のアクティビティーのことです。
これに当たるのが、
rock-climbing「ロック・クライミング」や
surfing「サーフィン」、
fishing「釣り」、
gardening「ガーデニング」、
sailing「セーリング」、
rafting「ラフティング」などもそうです。

 

私は、aerobics「エアロビクス」のインストラクターをしていますが、
もちろんエアロビクスもスポーツです。
ビートのきいた音楽に乗って身体を動かすことは楽しいですよ!
心地よい汗をかいた後は、ストレスなんかどこかへ吹き飛んでしまいます。

 

最近のニュースで、コーチが教え子の身体を殴って怪我をさせてしまう、という出来事がありました。
コーチも、教え子に強くなって欲しいという一心からそのような行動に出てしまったのでしょう。
スポーツの本来の意味を超えて、「勝つ」ことだけを考えて進もうとした結果なのかもしれません。

 

特に日本人は、真面目でまっしぐらな性格だと思います。
その真面目さが、本来は楽しむべきスポーツを苦しいものにしてしまうのでしょうか。
the spirit of sportという言葉がありますがこれは「スポーツ精神」であって、
日本人の思っている「スポ根」とは少々意味が違います。

 

派生語のsportiveは「スポーツの」と言う意味以外に、
「陽気な」「ふざけた」「冗談の」という意味もあります。
楽しみの一つとしてスポーツをとらえてみると、
もっとスポーツをする人が増えるのではないでしょうか。