WhatとHow、どちらを使う?「なんて~なんだろう!」を英語で

WhatとHow、どちらを使う?「なんて~なんだろう!」を英語で

英会話初心者にとって会話を続けたり、会話の幅を広げることはけっこう難しいことです。
相手の言ったことに対して相づちを打ったり、何か反応をすることはとっても大切なポイントになってきます。

今回は、「なんて~なんだろう!」と、感想を述べる時に使える表現、感嘆文を確認してみましょう。

感嘆文にはWhatから始まる文と、Howから始まる文があります。
ではどう使い分けるのでしょうか?

それは、文章の中に名詞があるのかないのか、が重要なポイントとなります。
これから、それぞれ詳しくみてみましょう。

Whatから始まる感嘆文

まず基本の文の語順を確認してみます。

「What+(a/an)+形容詞+名詞+主語+動詞!」

Whatから始まる感嘆文を作るときには、形容詞の後に名詞がすぐあることがポイントとなります。
例えば、このような文章ができます。

“What a cute baby she is!”
(なんて可愛い赤ちゃんなの!)

cute(形容詞)、baby(名詞)、she(主語)、is(動詞)となり、名詞があることからWhatから文章を始めます。

もう1つ例文を見てみましょう。

“What nice weather we are having today!”
(今日はなんて良い天気なんだろう!)

nice(形容詞)、weather(名詞)、we(主語)、are having(動詞)となり、名詞が入っているので、Whatから始まります。
ここで使った名詞weatherは数えられない名詞なので、冠詞であるaは入りません。

この名詞は複数形になることも、もちろんあります。例えば…

“What beautiful photos she has!”
(彼女なんて素敵な写真を持っているのかしら!)

Howから始まる感嘆文

では、まず基本の文の語順から確認してみましょう。

「How+形容詞+主語+動詞!」

大事なポイントは、形容詞の後に名詞がないことです。主語となる単語と名詞が混同しないように注意しましょう。

“How nice the man is!”
(あの人、なんて良い人なの!)

nice(形容詞)、the man(主語)、is(動詞)となり、この例文のようにHowから始まる文には形容詞の後に名詞がありません。
これがHowから始める感嘆文のポイントとなります。もう1つ例文で確認してみましょう。

“How quickly the time flies!”
(時間が経つのはなんて速いんだろう!)

基本の語順に当てはめてみてください。
この文章も、主語の他に名詞となる単語が入っていません。
なので、Howから始まる文となります。

WhatとHow、どちらを使う?クイズ

では、色々な例文を見てみながら、WhatとHowのどちらを使うのかクイズ方式で確認してみましょう。

(1) ( _ _ ) a sweet girl she is!
(なんて可愛らしい子なの!)

(2)( _ _ ) amazing the painting is!
 (なんて素晴らしい絵なんだ!)

(3)( _ _ ) rude he is!
 (彼はなんて失礼な人なんだ!)

(4)( _ _ ) a clever boy he is!
 (なんて頭のいい子なの!)

(5)( _ _ ) a beautiful garden you have!
 (なんて綺麗な庭を持っているの!)

(6)( _ _ ) difficult the test was!
 (なんて難しいテストだったんだ!)

どうでしょうか?
迷わずにWhatとHowを選べましたか?

答えは、

(1) What
(2) How
(3) How
(4) What
(5) What
(6) Howとなります。

これまでの説明では、主語と動詞まで入った全文で紹介してきましたが、会話の中で使う時、主語と動詞が明確であればそれらは省略されることがほとんどです。
例えば、「昨日こんな良いことがあったんだよー!」なんて話を相手から聞いたら、”How nice!”(いいね!)と反応することもできます。
本来は”How nice it is!”ですが、後半部分の主語と動詞を省くのが会話では自然です。

上の(1)~(5)の文を使って、会話風に主語・動詞を省略して練習してみてください!

日常会話でもよく使う感嘆文

WhatとHowの使い分け、いかがでしょうか?
文中に、主語とは別に名詞があるかないかが大事なポイントとなります。
「感嘆文」と文法用語を使うと難しく聞こえますよね。
ですが、会話中に口癖のように使う人もいるくらい、良く使われる表現です。
相手の言ったことに対して反応できると会話もはずむので、練習してみましょう。