Naga先生

定員に達してしまいました
誠に恐れ入りますが、こちらの先生のスケジュールは定員に達してしまい新たなレッスンの受け入れが難しい状況です。
Naga先生

Q:どんなレッスンをされていますか?

【1時間半のレッスンスケジュールの一例】

(1)前回の簡単な復習、宿題のチェック    - 15分
(2)発音の練習でウォーミングアップ    - 20分
(3)日常会話フレーズのインプット     - 25分
(4)文法や読解 or 映画や漫画・雑誌等を使用 - 15分
(5)まとめ・質疑応答            - 15分

*これはあくまでも一例で、レッスン内容は生徒さんの希望に基づいてフレキシブルに構成します。『とにかく会話と発音!!』や『とにかくTOEIC対策!!』などのリクエストもOKです。

【私のレッスンの3本柱】

●日常会話の中で使用頻度の高いフレーズを徹底的にマスターする
覚えておいて、そのまま丸ごと使えるフレーズというのは相当数あります。それがどれだけ頭の中に入っているかで、日常会話のフレーズのバラエティが決まってきます。このインプットは日々の積み重ねですので、近道はありません。当然、使用頻度の高いマストアイテムから頭に叩き込み、繰り返し繰り返し口に出していくことによって、脳と口の両方で覚えていく感じです。

●発音の矯正
とても重要なので、かなり丁寧にやります。これも反復練習が大切なわけですが、レッスン中に私と一緒に何度も発音しましょう。初回は若干照れもあるかと思いますが、これはもう、あなたが想像している以上にすぐに何ともなくなります。難しい発音の単語は嫌になるほどありますが、必要最低限のものから根気強く一緒にマスターしましょう!!

●文法的原則の見直し
「知ってる単語をとにかく並べれば会話ができる!」と言う人がいますが、これはあくまでも最低限の会話です。とてもペラペラ喋っているように聞こえる人でも、その人の文法がめちゃくちゃな場合、言い方は悪いですが、とても教養が低い人であるような印象を与えますので、ある一定以上のレベルを目指すとなると、文法的な知識はマストになります。とはいえ、ここで言う文法的知識は、あくまでも日本の高校生が習う内容を確実に抑えておくというレベルのことですので、心配しなくても大丈夫ですよ。

【私の英語学習法の3本柱】

●独り言の癖をつける
特にスピーキング(&発音)の上達は、どれだけ実際に口に出して練習できるかにかかっています。よくある「1000時間聴いたら自然に口から英語が出てきた」というのは完全に詐欺だと個人的には思っています。スピーキングは、とにもかくにも口に出して練習するしかありません。正確な発音を練習し、フレーズを頭に叩き込み、それをとにかく口に出す。その際に有効なのが、独り言です。というのも、会話相手がいる場合はよいのですが、さすがに24時間というわけにはいきませんよね。会社や学校からの帰り道や自室やお風呂でなど、ひとりでいる時間にどれだけ練習できるかが上達のキーになります。ちなみに、外出時は、携帯電話で話す振りをしながら(携帯電話を耳にあてながら)独り言をいうと、怪しまれることもありません(笑)。これは実際に私がフロリダでもずっと使用していた方法です。とても効果的な学習方法ですよ。

●映画を使う
月並みですが、映画を観るわけです。ですが、ただ観るわけではありません。最初は日本語で観て大体の内容を頭に入れておきます。次に、英語字幕付きで観ていくわけですが、ワンシーンずつに区切って観ていきます。当然、わらかない単語は調べ、そのシーンのすべての会話を自分が登場人物になりきって言えるようになるまで繰り返し観て台詞を口に出します。言葉のテンポや抑揚まで真似します。使われているイディオムやスラングも映画からバッチリ学べます。そして、映画から覚えるフレーズは実際の生活の中でも応用性が高いという魅力があります。映画のDVDをたくさん買って観る必要はありません。まずは1本を徹底的に分解していくところからはじまりますよ。

●文章(本、漫画、雑誌等)を読み、実際に書く。
当然と言えば当然ですが、読み書きは重要です。ただ、無理をして英字新聞や小難しい小説をいきなり読み始める必要はありません。大きな書店には、有名な漫画の英訳本もたくさんありますし、インターネット上でネイティブのブログを読むなど、様々な媒体が利用できます。日本語でもそうですが、よく本を読む人は、読まない人に比べて、は基本的にボキャブラリーが豊富で文章にもバラエティと奥行きがありますよね。まったく同じ仕組みです。ただ、おもしろいと感じない限り続かないので、最初は漫画をオススメしますけどね(笑)

以上が私のレッスンで特に重点を置いていることになります。

Q:これまで教えた経験の中で一番印象に残った出来事は?

日本人の留学生の方で、半年間に渡って一緒に勉強させたもらった方のケースですが、TOEICスコアがレッスン受講前に受けたスコアより370点上がり、かつ自分の英語がネイティブに通じるようになったと涙ぐんで喜んでくれたことがありました。彼にとっては、TOEICのスコアよりも自分の発音がネイティブに通じるようになったことが非常にうれしかったようで、ネイティブ恐怖症もなくなったと大はしゃぎしていました(笑)それから彼はさらに積極的にネイティブの友達を作るようになり、結果としてかなりの会話力を身につけていました。以前は、『ネイティブには何を言っても“What??”って聞き返されるから喋るのが嫌になる…』と塞ぎ込んでいたようだったのですが、性格が一変したように別人になりましたね。

Q:レッスンで心がけていることはありますか?

自分のレッスンを押し付けるのはなく、生徒さんのレベルとニーズに合ったレッスンプランを組み立てて、無理なくやっていくことですね。講師側がいくら熱くなっても、それがキャパシティを超えるものであれば、生徒さんにとって単に負担になるだけですので、その辺は細心の注意を払っています。あとは、モチベーションでしょうね。学習と付くものは何でもモチベーションがとても重要だと思います。

Q:講師をしていてよかったなと思うことはなんですか?

上述した生徒さんのようなケースを目の当たりにするのはとてもうれしいですね。あとは、純粋に、いろんな方々と知り合うことができましたし、そういった方々からたくさんのことを教わることができました。実際のところ、こちらが英語を教える以上のものを、みなさんから教えてもらってきたと思っています。

Q:ご自身はどうやって英語を身につけたのですか?

上述の学習方法を最大限活用して、ということになりますが、すべては大学院の修士課程をサバイバルするための必要に迫られてという形でしたね(苦笑)ただ、結果として、その大きい壁が私のモチベーションとなり、短期間での飛躍的な英語力の向上につながりました。

Q:英会話上達のコツがあれば教えてください。

コツは先程述べた通りですね。

Q:これから英会話をはじめようと思っている生徒さんへ一言!

結局のところ、英会話の上達は、ミもフタもない努力にかかっています。ただ、努力とは言え、それが必ずしも苦しいものだとは限りません。どういった学習方法を『楽しい!苦じゃない!これなら続けられる!』と感じるかは個人差がありますが、人それぞれ相性の良い学習方法というのはあります。そして、どういった方法を採るにせよ、最終的な着地点は、『どれだけ口に出せるか』というところになります。繰り返しになりますが、1000時間リスニングしても、自動的に喋れるようになるわけでは決してありません。どれだけ口に出して訓練できるか、本当に、そこだけなのです。
ある程度の根気は必要になりますが、着実で身のあるレッスンを一緒に楽しんでいきましょう。耳心地の良い近道レッスンはとりあえず横に置いておいて、しっかりと地に足をつけて英会話を学習していきませんか?