英国大使館でTea Party!

2006年2月21日、5名の生徒さんのご参加のもと、英国大使館内の宿舎にお住まいのHelen Freeman(ヘレン・フリーマン)さんのご自宅にて、ティーパーティーを開催しました。

まず、半蔵門エリア担当のイチコ先生が半蔵門駅にて生徒さんと待ち合わせをしてお会いしました。待ち合わせの場面から英語でお話して、皆さんに心の準備をしていただきました。お聞きすると皆さん、少し緊張されているとのこと。楽しく行きましょう!

半蔵門駅から英国大使館までは徒歩5分ほど。しばらく行くと英国大使館の巨大な壁が見えてきます。私も全てを拝見したことがないのですが、実際、中にはテニスコートやスイミングプールがあるらしく、毎日ちょっとしたリゾート気分を味わえるのかもしれません。
内堀通り沿いの小道を入っていくと英国大使館の門が。ここではID(身分証明書)を提示し、入館チェックを受けます。最近になってまた厳しくなったようです。

ヘレンさんのお宅は門から入ってすぐの宿舎。ベルを鳴らすと笑顔でヘレンさんが迎えてくれました。
英国大使館宿舎の特徴は、まず白が基調のコロニアルスタイル。天井も高く、ここが日本とは思えないほど「外国」のイメージが強い建物です。そして、各宿舎にプライベートヤードがあります。生徒さんたちは暖炉のあるリビングルームへ通されました。

緊張も覚めやらぬ中、いよいよヘレンさんとの会話の始まりです。

まずは自己紹介から。
ヘレンさんがまずご自分の紹介をしてくれました。
ロンドン出身で、イギリスではお医者さんをしています。現在4歳のお嬢さんがいます。約1年前にご主人の都合で日本に来ることになり、最初は日本という国をほとんど知らなかったのですが、今は大好きになったとおっしゃっていました。
さて、いよいよ5名の生徒さんの自己紹介です。
皆さん最初はとても緊張していましたが、少しずつ話していくうちに笑顔も増え、自分の言いたいことが言えるようになってきたようです。
自己紹介の後は生徒さんが行ったことのある国や場所についてのお話です。イギリスに行ったことのある方もいて、なかなか盛り上がりました。
生徒さんの中に学生さんが2人いたこともあり、話題はイギリスの教育制度へ。私立vs公立、イギリスでは日本以上にその家のステータスや財務事情に左右されるようです。
また、イギリスといえばロイヤルファミリーや、昔から続く貴族制度ですが、今でもそれはささやかながら続いているようです。「社交界」という場所が確かに存在し、そこには由緒正しい貴族の子供たちしか参加できず、いくらリッチでもRecently
Earned Money(最近稼いだだけのお金)では拒絶されてしまう世界のようです・・・。ちょっと驚きですよね!
ちょっとリラックスした後は待望のおやつです! 今日のためにヘレンさんが紅茶だけでなく、スコーンをご用意してくれました!
ヘレンさんの手作りのスコーンと紅茶で、皆さんの緊張も一気にほぐれ、楽しい会話が弾みます。 ちょっとしたブレイクの後は一気にイギリスの地理や情勢について。一言に日本語で「イギリス」という場合、英語では「England」と言いがちですが、実は、イギリスというのは「England」、「Scotland」、「Wales」、「Northern
Ireland」を含めた「Great Britain」を指して言うのだそうです。ですから、ヘレンさんのいらっしゃる「イギリス大使館」は実は「British
Embassy」なのです。しかしながら、スポーツの競技に参加する際は、地域ごとに分かれたり統合した形で出たり、いろいろなようです。便利!なのかな?
さて、時間はあっという間に過ぎてしまいましたが、そろそろティーパーティーも終わりの時間になってきました。ここで参加者の皆さんに一言ずつ感想を言ってもらいました。
言いたいことがすべて言えなかった、という方が多かったですが、皆さん英国大使館内に入ってネイティブの方とお話しする、という機会をとても喜んでいました。こういった機会にまた参加されることによって、ご自分の英語力の発達を再確認したり、英語を勉強する楽しみをさらに見出していただければいいな、とビギンは思います。

ヘレンさん、どうもありがとうございました!