海外で友達づくり:言っていい事、NGな事

海外で友達作り

『友達百人でっきる~かなっ♪』
と夢を抱いて海外へ、または外国籍の集まる場所へ出かけていくとしばらくして多くの方が

「え?なんで!?」

という壁に出会うようです。

海外生活や外国籍と関わる方は、このカルチャーショックというか、常識を覆される経験が日常茶飯事。
海外生活が長い方は、この「え?なんで!?」が日常化していて楽しんでしまっている方が多いのです。

カルチャーショックにも色々とありますが、その中でも人間関係に関する違いに戸惑う方も少なくないはず。
地域によっても違いますが、日本は比較的人間関係のルールが似ています。
しかし海外では、国によって、または地域によって、人間関係のルールに大きな違いがあります。

今回は、海外友達作りに欠かせない、OKなこととNGなことをご紹介します。

1:どこで出会うの?

年齢や業種によって、出会いの場は変わってきます。
学生であれば、クラスメイトや幼馴染、部活やサークルの仲間が多いので、日本と似ています。

今回は社会人のソーシャルライフについてご紹介します。

日本では、職場や趣味・習い事の集まりで出会うことが多いのではないでしょうか。
また、学生時代の友人とずっと飲みにいく方も多いようです。

日本在住の外国籍の方と知り合うにはどこに行けば良いかと聞かれることがありますが、
「クラブとかバーに行けばいい」というのが、日本に住んでいる外国籍と友達になる定番のようです。

お酒に対する感覚は、日本人よりもアルコール耐性があるのでずっとフランクでカジュアル。
日本で言う接待とは全く別ですが、仕事のミーティングにお酒を飲む国もあります。

ただ、日本にいる外国籍の方は「外国にいる」感覚だと言うことをお忘れなく。

と言うのも、海外でもほぼ毎日バーに行き夜遅くまで遊んでいる社会人は少数か映画の中だけだからです。
どちらかというと、仕事後はジムに行き汗を流してから帰宅して家でお酒を飲んだり、
直帰して家族との時間を大切にすることの方が多いです。

大学生はよく飲みに行きますが、実は海外の学生で遊んでばかりいる人も少数。
海外の大学は入学よりも卒業のハードルの方が高く、定期的に提出物やテストがあるので、その後にパーっとみんなで飲んだりはしますが、毎日行くわけではありません。

もちろん「クラブやバーに行けば外国籍と友達になれる」可能性もありますがジムや趣味の場もオススメです。
また、海外ではホームパーティーやキャンプをする人が多いので、そこも出会いの場です。

2:そもそも自分と他者の概念が違う

英語圏の方と日本人では、自分と他者に対する概念が違います。
仲良くなり始めてぶつかる壁がこの違いです。

例えば、個人の周りに丸い円のようなスペースがあると想像してください。
その円が、その人のパーソナルスペース、その人らしさだとします。

日本人は、円の中心にいる本人と、円自体が一体化しています。
つまり、円の中には、仕事や家族、趣味などその人らしさを構成するものがあり、その中の1つでも褒められればその人自身が褒められたと感じますし、その中の1つでも否定されればその人自身が否定されたと感じます。

英語圏の方は、円の中心にいる本人と、円自体は別のものです。
どちらかというと、本人と仕事、家族、趣味などがそれぞれ別の長さの紐で結ばれているとイメージした方がわかりやすいかと思います。
ですので、たとえその中の1つを褒められても、または否定されても、その人自身の価値は傷つきません。

また、日本人の多くは、自分の円と相手の円の重なり・共有部分が多いほど親しい関係だと捉えることが多いです。
そして親しくなればなるほど、自分と相手の境界線が薄れていくことが多いようです。

英語圏の方の人間関係は、先ほどの自分と自分に付随するものをつなぐ紐のようなものが他者に対しても伸びているイメージです。
その紐の長さ(相手との距離)が親しさのメジャーです。

ですので、日本の感覚で英語圏の友人と接していると、仲がいいと思っていたのに色々ズケズケと指摘してくるので傷ついたり、逆に相手から意見を求められて同調すると「あなたの意見は?」と聞かれてしまったりすることがあります。
それは、ズケズケ指摘をしているのではなく、友人として見えたことを伝えているだけだったりするんです。
そして友人だからこそ、違う意見を伝えて欲しいと思っているのでしょう。

「親しき仲にも礼儀あり」は、私の知る限り万国共通ですがその「礼儀」に違いがあるので難しいのですね。

「礼儀=みなまで言わず含んで待つ」のが日本文化。
「礼儀=相手が大事ならあえて伝える」のが英語圏文化。

3:話題

何を話すかはとても大切です。

日本と英語圏の共通したタブーがあります。
それは、「宗教・お金・政治については、相手を選ぶか話さない」ということです。

英語圏の国々では、宗教がらみの戦争まで起きてきた歴史がありますし、多国籍社会では様々な宗教を信仰している人々が集まっています。
日本と違い、一神教がメジャーな英語圏では、本気で宗教について語ってしまうと相手の宗教を否定せざるを得なくなります。
ですので、特に職場やあまり親しくない間ではタブーです。

日本も、新興宗教や様々な事件があったからか、あまり宗教について話したがらない人が多いです。
占いなどはよく話題に上りますが、本気で宗教について語ることは滅多にないように思います。

また、英語圏特にアメリカやイギリスでは、収入や持ち物の値段については触れないのがルールです。
何故ならば、それがその人の生活ランクとして見る習慣があるからです。
日本も、お金の話は下世話として、濁す場合が多いです。

そして、政治についても、活動家以外はなるべく本気トークを避けます。
日本も英語圏も同じです。
ただ、vote投票が近づくと、英語圏ではラジオやバラエティー番組にも候補者やその支持者が出演したり
仲間内で政治について話すことがあります。
また、地方に行くと、コテコテの頑固親父キャラが海外にもいて、彼らは政治についても話をすることが多いです。

日本と海外の話題の違いは、内容というよりも、「私は違う意見です」ということを海外では伝えることが多いということです。
日本は意見や好みが違う場合、かなり親しい関係以外は、表立っていうことは少ないですが、海外ではユニークさが大切とされているので、自分の意見や好みについて語ることができることは
ソーシャルライフに必須とされています。

海外で友達作り まとめ

日本と海外(英語圏)のソーシャルライフの違いについてご紹介しました。
出会いの場、自分と他者の概念、そして話す内容に違いや似ているところがあることをお伝えしました。
違いを踏まえて、世界中に友達ができるヒントになりますように。