便利だけど間違えやすい、as~asの正しい使い方

便利だけど間違えやすい、as~asの正しい使い方

とても便利に使える「as much as possible(できるだけたくさん)」や「as soon as possible(できるだけ早く)」という表現。

便利に使えるがゆえに、ついつい適当にすませてしまいがちなのが、as~as…の表現です。
例えば、「できるだけたくさんの観光地に行きたいです」、と言う場合、何と言いますか?

I want to visit tourist spots as much as possible.

と言う人が多いと思います。
この文、as much as possibleとしてしまってはダメです。

「『観光地』って何て言ったら良いんだっけ…」ということに気を取られて、as~as…の部分はなんとなく適当に済ませてしまいがちですね。

上の文を直すなら、I want to visit as many tourist spots as possible.となります。
どうやったらこの文を自分で作れるようになるでしょうか?
以下の手順を使えばすぐに「できるだけ~」の表現を正確に表せるようになります。

「できるだけ~」と言いたいときは次の2ステップで完璧!

「できるだけたくさんの観光地に行きたいです」

いっぺんに英語にしようとすると間違えます。
「観光地って何ていうんだっけ」、「できるだけたくさんって何だっけ?」、など、いろいろな部分に気を取られてしまうからです。
ここは、少しだけまわり道してちょっとずつ組み立てていきましょう。

手順1:「できるだけ」を一旦外して考える

「できるだけたくさんの観光地に行きたいです」から「できるだけ」の部分を取ると、残りは「たくさんの観光地に行きたい」になりますね。
I want to visit many tourist places.ですね(以下、この文を元の文と呼びます)。

手順2:asを置く位置を決める

上記で作った元の文にas~as possibleの形を付け足します。

as~as…の表現を学校で習った際、比較している語句をasではさむ、と習った人が多いと思います。
(個人的にはこのはさむという表現はあまり好きではありませんが、ここではみなさんに馴染みの深いと思われるこの表現を使っています)。

ではどの部分をはさみますか?
as many as としてしまいますか?

そうしてしまうと、「as many as possible tourist places…あれ?」となんかおかしなことになってしまいますね。
元の文をよく見ると、many tourist placesで「多くの観光地」というひとかたまりになっていますね。
ひとかたまりのものを引き離してしまうとおかしな感じになってしまいます。
かたまりごとはさみましょう。

I want to visit as many tourist places as possible.
正解の文にたどり着きましたね!

※なお、「できるだけたくさん」=as much as possible、という覚え方はやめましょう。
上の文のようにmuchではなくmanyを使ったり、別の単語が「はさまる」場合も多いです。

「できるだけ~」の表現の作り方のまとめと練習問題

1.まずは「できるだけ」を外して考える 
2.カタマリは崩さない

です。

練習しましょう

(1)「できるだけたくさんのゲームをプレイしたい」
(2)「私たちはできるだけ多くの情報を集める(collect)必要がある」
(3)「私はできるだけたくさん稼ぎたい(earn)」

正解は

(1)I want to play as many games as possible.

ですね。

(2)We must collect as much information as possible.
情報は数えられない名詞ですので、manyではなくmuchを使うことに注意してください。

(3)I want to earn as much as possible.
「たくさん」はmuchを使います。
much (money)ですからね。

もちろん

I want to earn as much money as possible.でも大丈夫です。

※(3)の日本語は、「わたしはできるだけ稼ぎたい」のように「たくさん」を省略することもできますね。
この日本語を元にそのまま上記のプロセスにあてはめると、I want to earnという元の文ができあがり、asではさむ部分が無くなってしまいます(earnのような動詞にはasをつけません)。

そのような場合には日本語で省略されている部分を補って考える必要があります。

できるだけ「たくさん」なのか、できるだけ「長く」なのか、できるだけ「頻繁に」なのか、できるだけ「一生懸命」なのか、隠れている語を探しましょう。

この場合は、「できるだけ稼ぎたい」→「できるだけたくさん(お金を)稼ぎたい」。
隠れていたmuch (money)が出てきましたね。

「できるだけここにいてください」→「できるだけ<長く>ここにいてください」。
「長く」が隠れていましたね。

Please stay here as long as possible.

会話中にいちいちこんなことを考えていられない、とお感じですか?

「会話でここまで考えている余裕はない」、「英作文や試験ではいいかもしれないけど、英語で話しているときにとっさにはできない」とお感じですか?
そうだと思います。

この方法を覚えていきなり会話でスラスラ使えるようになる人はほとんどいません。
訓練が必要です。

どのように?

日本語の本を読んでいるときや会話中に「同じくらい」とか「できるだけ」というような表現が出てきたら、英語では何というかな、とチラッと考えてみるのです。
最初は大変かもしれませんが、努力しているうちにそれは習慣になります。
習慣になると、頭の中で英語にするスピードがどんどん速くなっていきます。
そしてやがて英会話の中でとっさに、ほぼ無意識で出るようになるのです。

正しい方法を学ぶ → 頭のなかで訓練 → 習慣化する → スピードが上がる → 会話でほぼ自然に使えるようになる

最後に、まとめ

・「できるだけ」の表現を使いたくなったら、
(1)「できるだけ」を一旦外して元の文を作る
(2) カタマリは崩さない

・日本語の会話でも「できるだけ」という表現が出てきたら頭の中で英語にするよう習慣にする。

頭の中で英語に変える習慣ですが、他の表現でもできるだけ行うようにするとよいですよ。
海外に行けなくても英語がスラスラ出てくるようになります。
Please try it as hard as possible!!

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