海外で働きたい/留学したい保育士が知っておくべき保育英語20選

保育英語20選

保育士の英会話レッスン

「幼児教育」は英語で”Early Childhood Education”といいます。
大学だけではなく専門学校等でも”Early Childhood Education”のコースがあり、修了すると資格をもらえます。

海外で保育士として働きたい場合、就労に資格の有無が必要かについては、国によっても異なります。
資格がなくても働けるスクールもありますが、保育留学でこの資格を取得しておいたほうが、選択の幅は広がります。

保育士は働くスタイルや形式によって英語で様々な言い方がありますが、主に「a preschool teacher/a nursery school teacher」と言います。

海外でも日本でも、保育の1日はだいたい同じ流れ。知っておきたい保育英語を押さえておこう

実際に海外の保育園等で保育士として働くとなると、子供が言っていることは理解できるだろうか、上手く伝わるだろうか、と英語面で心配になることもあるかもしれません。

担当する年齢の子供たちが好きそうなアニメや歌を勉強する必要もありますが、だいたい日本の保育現場と1日の流れは同じになりますので、使用頻度が高い保育英語やフレーズは同じです。

今回は、海外で保育士を目指す方、保育士として働く方、保育留学をしたい方が覚えておきたい、保育現場で頻繁に使われている保育の英単語、英語フレーズを紹介します。

まずはこれを押さえよう!絶対知っておきたい保育英語リスト

生徒情報など、書類に記載されている保育英語

Pick up list = お迎えをする人のリスト

Guardian(s)/ caregiver(s) = 保護者/世話人

Emergency contact(s) = 緊急連絡先

Early dismissal = 早下校

early dismissal

Drop off/ pick up = 送り/迎え

Part-time/ full-time student = 短時間保育/長時間保育

持ち物等の保育英語

Diaper = おむつ

diaper

Wipes = おしりふき

wipes

Change of clothes = 替えの着替え

Cubby = ロッカー、荷物置き場

cubby

Backpack = リュックサック

Personal belongings = 個人の持ち物

クラス内でよく使われる保育英語

Line leader = 整列の先頭

Caboose = 整列の最後尾
貨物列車の最後尾のことを言いますが、教室からどこかに移動する時に、1番後ろに並ぶ場所のことをこう呼びます

line leader

Circle time = サークルタイム
みんなで集まって出席確認や歌を歌ったり、お話を聞く時間です

Show and tell = 発表の時間
例えば、お気に入りの人形を持ってきて、みんなに見せながら、だれからもらったのか、なぜ好きなのかなどその人形に関することを発表する時間です

Changing table = おむつ替え台

Potty = トイレ
年齢が上になれば、” bathroom” など普通の言葉を使うと思いますが、まだトイレトレーニングをしているような幼児にはこの単語を使うことが多いです

Recess = 休み時間

Time out = タイムアウト
罰の時間というわけではなく、例えばお友達と喧嘩をしてしまい、少し落ち着く時間が必要な時に静かな場所で少しの間過ごすことなどにも使います。スクールによっては一切導入していないところもあるので、同僚の先生にきちんと確認しましょう。

Snack person/ snack calendar = お菓子担当者/お菓子担当カレンダー
日本の幼稚園や保育園ではないことですが、海外では家からスナックを寄付してもらうこともあります。

snack calendar
Sensory table = 触って遊びながら学ぶテーブル。
テーマや季節によって内容を変える先生がほとんどです。

sensory table

School supplies = 学校備品の英単語

School glue/ stick glue = のり
Glueとはのりのことですが、学校で使われ、パッケージにも”School glue”と書いてあるので、みなこう呼びます。ボンドのような液状の物と、スティックタイプがあります。

Crayon = クレヨン

crayon glue
Marker = 色つきマジック

Sharpie = 油性ペン。
”permanent marker” (油性ペン)とはいわずに、ブランド名のほうが浸透しています。

Paint = 絵具

Paint brush = 絵具用の筆

Sticker = シール

Folder = 書類やアート作品を保管するファイル

Construction paper = 色紙

Coloring = 塗り絵

Washable = 水性
特に小さい子がいるクラスでは、washable marker, washable paint, washable crayonを使うことが多いです。

washable

海外の保育現場で絶対使える!保育士が覚えたい英語フレーズ20選

保育士の英会話レッスン

アメリカの幼児教育では、” No”や”Don’t”を使った表現を避けましょうと習います。
先生達も人間なので、とっさに言ってしまうこともありますが、普段から違う言い方をして癖にしておけるといいですね。
ここでは、保育現場での会話例を使いながら、保育英語フレーズを紹介します。

子供に「●●して」と言いたい時は、”Can you ~?”“Let’s ~.”を使おう!

“Get down from the chair.”と言うと、命令口調になってしまうので、優しい言い方をするために、”Can you +動詞フレーズ?”「~してくれますか?~できますか?」という言い方にしましょう。

また、“Let’s + 動詞フレーズ”で、「~しましょう」という表現になります。
この言い方も”Don’t”という強い言い方を避け、やって欲しい事を伝えられます。

スナックタイム中に椅子に立ち上がっている子を見かけたら・・・

Teacher: Can you get down from the chair?
(椅子から降りてくれますか?)

Child: No!
(嫌だ!)

Teacher: I just don’t want you to get hurt. Let’s sit on your bottom and have some snacks.
(あなたに怪我をして欲しくないんですよ。おしりをつけて座って、おやつを食べましょう。)

“Can you ~?”や“Let’s ~.”の表現を使って、保育中に良く使われる他のフレーズも確認してみましょう

(1)Can you get down from the chair? = 椅子から降りてくれますか?

(2)Let’s sit on your bottom. = おしりをつけて座りましょう。

(3)Can you use your words? = 言葉を使えますか?お話ししてくれますか?
(何か欲しい時に仕草だけをしてくる時に使える表現です。)

(4)Let’s use gentle hands. = やさしく使いましょう。
(お友達をたたいてしまったり、物を投げたり雑に扱ってしまった時などに使える表現です。)

(5)Can you wait for your turn? = 順番を待てますか?

(6)Let’s use walking feet. = 歩きましょう。

(7)Can you put your jacket on? = 上着を着てくれますか?

(8)Let’s lie down. = 横になりましょう。

(9)Can you be gentle with the toys? = おもちゃはやさしく扱ってくれますか?

(10)Let’s take turns. = 順番にしましょう。

「●●の時間ですよ」は“It is time to ~”「●●してみない?」は“How about+ 動詞ing?”

“It is time to + 動詞フレーズ”で「~する時間です」という表現になります。
例えば、「もう少しで~する時間ですよ」と言いたい時は、timeの前にalmost(もう少し)を入れます。
また、会話例のように具体的にあと何分と時間を伝えたい時は文末に単語を入れます。
”in+ 数字+minute(s)”で「あと(数字)分」という意味になります。

“How about+ 動詞ing?”は「(動詞)するのはどうですか?」と提案をする時に使える表現です。
動作の提案をする時には、動詞にingを付け忘れないようにしましょう。

もう少しでおやつの時間!子供がお腹が空いたと言ってきたら・・・

Child: Ms. Yuko, I’m hungry.
(ユウコ先生、お腹が空きました。)

Teacher: You know what? It is almost time to have a snack time.
(あのね、もう少しでスナックタイムですよ。)

Child: I want to eat right now!
(今すぐ食べたい!)

Teacher: Well, how about doing some colorings? It will be time to clean up in 10 minutes.
(そうね、塗り絵するのはどう?あと10分でお片付けの時間になりますよ。)

“It is time to ~”“How about+ 動詞ing?”をつかって、他のフレーズ例も確認してみましょう

(11)It is time to have a circle time. = サークルタイムをする時間です。

(12)It is time to put away the toys. = おもちゃを片付ける時間です。

(13)How about cleaning up the table? = 机をきれいにしましょうか?

(14)It is time to go potty. = トイレに行く時間です。

(15)It is time to have lunch. = お昼ご飯の時間です。

(16)It is time to pack your stuff. = (自分の)物をしまう時間です。

(17)It is time to get ready. = 準備をする時間です。

(例)
”Get ready for a nap”(お昼寝の準備をする)
”Get ready to go home”(帰る準備をする)
”Get ready to go outside”(お外に行く準備をする)

(18)How about taking a nap? お昼寝しましょうか?

「●●させてね」は”Let me + 動詞.”

”Let me + 動詞.”で「(私に)~させて下さい。」という意味があります。

子供のオムツを替えるときはどんな風に促す??

海外の保育園の中には6週間の赤ちゃんから預かるところもありますし、プリスクールも2歳手前から通える所もあり、クラス担当になればおむつ替えは必須です。
“diaper change”でおむつ替えとなります。
年齢が小さい子ほど、まだトイレトレーニングをしていなければ、自らおむつの心地悪さを伝えてくるよりは、先生が気づくことが多くなりますよね。
生徒とのやり取りの会話例を見てみましょう。

I think someone needs a diaper change. Emily, let me check your diaper.
(誰かおむつ替えが必要みたいですね。エミリー、おむつを確認させてね。)

Mmm…It wasn’t you. How about you Landon? Do you need a diaper change?
(ん~違いましたね。ランドンは?おむつ替えが必要ですか?)

(Usually younger kids smile and say no or hide behind somewhere…!)
(小さい子はだいたいニヤッと笑い違うと言うか、どこかに隠れることが多いです…!)

Let’s go change your diaper. Can you lie down here?
(おむつを替えに行きましょう。ここに横になってくれますか?)

「(私に)~させてね=”Let me + 動詞.”」を使おう

(19)Someone needs a diaper change. = 誰かおむつ替えが必要です。

(20)Let me check your diaper. = おむつの確認をさせて下さい。

海外で働きたい保育士が知っておくべき保育英語まとめ

海外の保育園でも日常保育の中では、特に難しい会話が行われているわけではありません。
スクールによって、何に1番気を付けているのか、教育方針はどうなのかが異なります。
海外で実際に保育園で働く場合は、ベテランの先生がどんな言い回しを使っているのか、よく聞いてみましょう。子供たちには、簡単なフレーズで十分に伝わります。

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