ボーカル/シンガーのための英語|音楽用語|英語指導

ボーカル/シンガーのための英語

昨今は、日本の音楽も邦楽というジャンルを超えて、世界に通ずるグローバルなサウンドになりつつあり、英語で歌を歌うボーカル/シンガーの方も増えています。

また、オープンマイクやジャムセッションを行うライブハウスも増えてきて、飛び込みで洋楽スタンダートのカバーを歌う機会も多いかもしれません。

音楽は世界共通語です。NYやLondonのOpen Micに飛び込みするなどというのも素晴らしいチャレンジですが、そのときに欠かせないのがやはり「英語」です。

このページでは、「ボーカル/シンガーの方が知っておくと便利な英語・音楽用語のご紹介」と、「ボーカル/シンガーのための英語指導/英会話レッスンのご案内」をしています。

ボーカル/シンガーが知っておくと便利な英語と音楽用語

ボーカル/シンガーを英語で?

ボーカル/シンガーを英語で言うと、「vocalist」または「singer」です。

vocalist [vóukəlist] ヴォゥカァリィストゥ
singer [síŋər] シィン(ガ)ァ

vocalistのアクセントは頭の[vo]です。

例えば、Yumiというアーティストが自己紹介をするときは、

I’m Yumi, a singer/a vocalist from Japan.

バンドのリードボーカルの場合は、

I’m a lead vocalist of _____バンド名.

という使い方をします。

ボーカル/シンガーが音楽現場で使う英語

(1) 曲名とキーの指示を英語で?

曲名 in A minor/ in A flat」といいます。

日本語と同じで、マイナーキーの時はマイナーを付けます。
メジャーキーの時はAフラット、と言えば伝わります。
「in」を忘れずに付けましょう。

(例)Fly Me To The Moon in A minor.
You’ve Got A Friend in A♭(flat).

Open micやjam(ジャムセッション)で、自分の歌いたい曲を伝える時には、このように言うと良いでしょう。

Hi! I’d like to sing Fly Me To The Moon in A minor.

(2) 譜面、歌詞、 音符、コードを英語で言うと?

譜面のことはcharts/score、音符はmusic note、歌詞はlyrics、コードはchord(s)です。

ボーカル/シンガーの方は、自分の曲の歌詞カードは持っていても、譜面を持っていない場合があるかもしれません。その場合は、バンドメンバーにこう伝えると良いでしょう。

I’m sorry I don’t have a proper chart but I have lyrics and chords.
Would that be OK?

「ごめんなさい、ちゃんとした譜面は無いのだけど、歌詞にコードを書いたものならあります。それで大丈夫ですか?」

(3) テンポの指示を英語で

テンポは、英語でも同じ、tempoといいます。
昨今は、BPMという言い方もします。

テンポが早すぎる時はtoo fast、遅すぎる時はtoo slowと表現します。
曲が早くてテンポを落として欲しい時はこのように使います。

It’s too fast!
Can you slow down a bit?

「少しテンポ早すぎるからちょっと下げてもらっていい?」

自分の好きな音楽性やシンガーについて、英語で話してみる

「一番好きな」という表現は、favorite(イギリス式ではfavourite)といいます。頭に所有格を付けるのを忘れないようにしましょう。

I like 70’s soul music and my favorite singer is Aretha Franklin.
「私は70年代のソウルが好きで、一番好きなシンガーはアレサ・フランクリンです。」

歌手やグループの呼び名は英語と日本語で発音が違うことが多いので注意

意外に通じないのが歌手やグループの名前です。

例えば、Aretha Franklinはどちらかと言うと「アリーサ・フランクリン」と発音します。カタカナではフランクリンですが、しっかりrとlの発音分けが出来ていた方が良いでしょう。

では、Michael Jackson, Whitney Houstonはどうでしょうか。カタカナ表記すると「マイコー・ジャクソン」「ウィットニー・ヒューストン」が近いです。

根強い人気のイギリスのロックバンド、Oasisも、オアシスではなく「オエーシス」です。

Yumiが海外のOpen mic/jamに参加した時に、MCで話す英語を見てみましょう

Hi, I’m Yumi from Japan.
I’m so proud of myself singing this song here in London.
I’m going to sing Aretha Franklin’s song ‘’Respect’’.
Hope you enjoy!

ボーカル/シンガーが知っておきたい音楽英語

ボーカル/シンガーに求められる英語とは?発音を向上するにはどのように練習すれば?

シンガーを志す人はそもそも耳が良い人が多く、英語の歌を「聴いたまま」歌ってもかなり形になる方が多いです。
しかし、歌詞をしっかり理解して、より表現力を高めようとすると、これまで音としてのみ聴いていた英語と、しっかり向き合わなくてはならない時期がいつかは訪れるかもしれません。

ボーカル/シンガーが表現力を高める秘訣は、英語の歌詞に込められた意味と背景をきちんと把握すること!

翻訳アプリが正確さを増したこともあり、歌詞の意味はかなり近いところまで把握する事はできますが、その裏にある時代背景や国の文化も同時に調べるのはとても大切なことです。

例として、多くのボーカルがカバーする曲の歌詞の出だしを見てみます。

Marvin Gaye/What’s Going On

(Marvin Gaye/60年代~80年代の伝説的アメリカ黒人ソウルシンガー/84年に自身の父親に射殺される)

Mother, mother
There’s too many of you crying
Brother, brother, brother
There’s too many of you dying
You know you’ve got find a way
To bring some lovin’ here today
Father, father
We don’t need to escalate
You see, war is not the answer
For only love can conquer hate
You know we’ve got to find a way
To bring some lovin’ here today.

1971年リリースの言わずと知れたソウルの名曲で、ハッピーなサウンドに反してこの曲のテーマは「ベトナム戦争」です。

What’s Going On、すなわち「今起きていること」の悲しみと、乗り越えるための愛を歌った反戦歌です。

和訳はインターネットで簡単に見つけられるのでここでは割愛しますが、意味を追求せずに音だけを聴いて歌うには、あまりに普遍的で強いメッセージのある曲だということが分かります。

もちろん結婚式やパーティで楽しく歌うのにも適している曲とは言えません。

英語の音をしっかりと捉えるには、シンガーのための「Phonics」が有益

次に、この曲の発音に少しフォーカスしてみます。
出だしから難易度の高い言葉ですね。

Mother, mother
There’s too many of you crying

「TH」の連発です。

crying/dying
escalate/hate

などは、rhymes(ライムス)と言って韻を踏んでいます。

ingの「g」はどのくらいの強さなのか、「te」はどんな風に置けば良いのかなど、子音の処理はリズムに関わってくる大切な要素です。

そのような疑問を解決するためには、「ボーカル/シンガーのためのPhonics」が有益です。

Phonicsとは、英語の綴りと発音の規則性を示すもので、子供のレッスンなどによく用いられるメソッドです。
詳しくはこの後の「英語指導レッスン内容」にてご紹介します。

ボーカル/シンガーのためのPhonics

ボーカル/シンガーのためのマンツーマン英語指導/発音指導/英会話レッスン

ボーカル/シンガーの方で、このようなご希望をお持ちの方向けオンラインマンツーマン英語指導/発音指導/英会話レッスンをご提供しています。(オンラインレッスン60分2500円都度払い。入会金・月会費別途)

翻訳アプリで歌詞を翻訳したけれど、今ひとつ意味がよく分からないので噛み砕いて説明してほしい
歌詞カードと実際の歌が合っている気がしない。崩して発音されている部分や前の言葉とどう繋がっているか(リエゾン)を把握したい
歌の全体的な発音を整えて、外国人のお客さんの為にMCも英語で取れるようになりたい

パッと聴いた感じとてもそう聴こえないのですが、全ての歌詞を「聴いたまま」カタカナに書き替えているシンガーの方が意外に多いようです。

とても実践的な方法ではあると思いますが、それでは本当の意味で言葉を理解する事には繋がりません。

過去に発音指導をしたシンガーも、やはりカタカナ英語派だったのですが、一度全ての歌詞を英語で書き直してもらいました。

その上で、一語ずつバラして発音や音節(syllable)を理解し、リエゾンするところは線で繋ぎ、それでも読みづらい言葉や歌のフェイクで言葉が変形しているところは、アルファベットでルビをふりました。

(例)先ほどのWhat’s Going On の一部
conquer hate
[kon-qua-heii-t]

細かい作業でしたが、これまでの「何となく良い感じ」から、ぐっと説得力のあるエモーショナルな響きに変わっていきました。
もともとの耳の良さと歌唱力の高さに加えて、英語としっかり向き合って気持ちの壁も一つ取れたことも、レッスンの大きな成果です。

ボーカル/シンガーのための英会話レッスン

ボーカル/シンガーのためのマンツーマン英語指導が選ばれる理由

歌詞を根本から理解するための基礎英語力がつけられる

歌詞の世界は、非常に比喩的で抽象的なことが多く、英詞を理解するのにはある程度の英語の知識が必要です。
しかし、歌詞に使われている英語は文法的には高度だったり、造語があったり、逆に文法的には間違っているようなものもあります。
英語の歌詞を英語で理解するためには、やはり「基礎英語」を学ぶことと、日々英語に馴染むことが必要になってきます。
これまで英語や英会話を習ったことがないシンガーの方でも、基礎から丁寧に指導するので安心です。

音楽業界に精通しているプロの日本人英会話講師から「ボーカル/シンガーのためのPhonics」を学べる

ネイティブ講師にありがちな、単なる英会話の練習や感覚的な歌の指導ではなく、音楽業界に精通しているプロ日本人講師が音楽的な視点をメインに、生徒様のレベルに合わせた効果的な英語の学習方法をお伝えします。

発音面での向上は、「ボーカル/シンガーのためのPhonics」が有益

Phonicsとは、英語の綴りと発音の規則性を示すもので、子供のレッスンなどによく用いられるメソッドです。

例えば、

a b c d e f

というアルファベット の最初の6文字を挙げてみましょう。
アルファベット的な読み方はエー、ビー、シー、ディー、イー、エフ、ですが、Phonicsの学習ではこれらの文字が単語に組み込まれた時にどう読むかを勉強します。

a ア 例)apple
b ブッ 例)book
c ク または スー 例)cat/circle
d ドゥ 例)doing
f フ 例)food

これらのシングルレターに加えて、blending soundといって、二文字が組み合わさったものも勉強します。

th (the/they/with/breathなど)
wh (where/why/what/wholeなど)

などは日本人が苦手とする音です。

sheという言葉は、カタカナにすると「シー」ですが、実際の発音にはしっかりと[h]の音を入れないと、sea(海)やsee(見る)に聞こえてしまいます。

このようにカタカナでは表現し切れない英語の発音は沢山あり、Phonicsの学習をすると、知らない単語でもおのずと読み方が分かり、発音も正確にできるようになります。

英語の綴りと発音の仕組みは日本語よりもシンプルで、ポイントは日本語を話す時には必要のない「口と舌の形、喉の使い方、空気の出し入れの量」です。

この学習をベースに、次はメロディを乗せずに歌詞を読むトレーニングをすると、より英語らしい流れ(fluency)が身につきます。

日本人が苦手とする音楽ジャンルも理論的にアプローチ

発音といえばもう一つ、白人音楽ならばカントリー、ブラックミュージックならHip-Hop、Rapなどは、日本人にとってとても難しいジャンルです。

前者は、白人ならではの声帯とアメリカンアクセントがセットになって成り立つもの、後者は黒人ならではの声帯と黒人英語のアクセントをマスターしないと正確には成り立たないからです。

その他にも、言葉の詰まったロックやロンドンアクセントの強いパンクなど、日本人にはなかなかチャレンジングな英語の歌は沢山あります。

それでもやはり練習の方法は変わりません。一度しっかり英語と向き合った上で、ここまでは出来る、ここから先は外国人の英語として聞こえても音楽的にオーケー、という落とし所を一緒に探していけるのも日本人講師ならではの利点です。

ボーカル/シンガーのための英語レッスンでは、発音と歌詞理解の基礎作りをして、生徒さんが実際歌った動画を定期的にチェックしながら、自信の持てるパフォーマンスに繋がるまでサポートします。

オンラインレッスン60分2500円の低価格、都度払いで続けやすいシステム

音楽と英語の両方のスキルアップをかなえる、プロ日本人講師のマンツーマン指導が、60分2500円の都度払い。(入会金・月会費別途)
音楽と英語を組み合わせたレッスンの相場は、60分7500円~なので、市場価格の3分の1。
オンラインレッスン、都度払いだからこそ実現できる低価格の料金体系です。

ボーカル/シンガーの英語指導/発音指導/英会話レッスン事例

事例①

ミュージカルで歌う歌の発音指導と英語の語りチェック(40代女性)

どんなご希望?

ミュージカルで歌う曲の練習をしてるが、英語以外の部分はもう練習し切ったので最後に発音をチェックして欲しい。
歌の途中に一瞬英語の語りが入るので、それも通じるレベルかどうかをチェックして欲しい。

レッスン内容

(1) 一緒に歌詞を見ながらオリジナルの曲を聴き、その後本人の歌の動画を送って貰いチェック。歌唱力の高さもあり、ほぼ問題は無く良い流れは作れているものの、英語らしく聞こえさせるために[r]は舌を丸めすぎたまま延ばしていたりなど発音がtoo muchになっている部分を発見。

(2) 歌詞を見ながら一語ずつ発音、syllable(音節)を理解しながら丁寧に音読。[f][t]などの強さを意識しながら歌詞を流れで音読。

(3) メロディに対する譜割を再度整理した上で動画を送ってもらう。

(4) too muchだった発音が無くなり、自然な流れが作れていることを確認。

(5) 早いセリフ部分をチェック。スローダウンしてセリフを読み直し、正しいイントネーションを確認する。

(6) 一曲完成。

*1~6までの流れが平均5~8レッスンです。

担当講師

オンラインでマンツーマン英会話を教えている直子先生
10代を5年間ロンドンで過ごし、当時のイギリスのPop Musicに大きく影響を受けて帰国後エレクトリックベースを演奏する道に進む。
90年代に2度のバンドメジャーデビューを経て2000年以降フリーランスベーシストとして様々なアーティストのツアー、ライブサポート、レコーディングに参加する。
同時に2000年より自身のベーススクールを開講、トレーナーとして後進の指導にあたる。また教則DVDも多数リリース。

演奏に加え、語学力を生かして英語を歌うシンガーの発音指導、作詞ディレクション、ミュージシャンのための基礎英語のトレーニングも行う。
2010年より2年に一度、English&Music共にアップデートの目的でロンドンへ里帰りをしている。

もっと知りたい!

ボーカル/シンガーの英語指導を受けた生徒様の声

周りにアドバイスをくれる人がおらず、これで良いのだろうか?と不安を抱えたまま本番を迎えるのが納得いかなかったのでレッスンを受けました。
まずは全体的に大丈夫だと言ってもらえた事で安心出来たのと、耳の良さを褒めてもらえたので自信が付きました。
英語を歌うという事でイメージだけで頑張りすぎていた発音も直してもらえたので、音を延ばす所などは楽に喉が開くようもなりました。
ずっとコンプレックスのあった英会話ですが、この機会に基礎英語から学び直す決心も付き、海外から先生を招いてのレクチャーに参加する時に挨拶をきちんとしたり、質問をしたりなどの会話も少し出来るようになりました。
最近ではネイティブのシンガーに「発音が良い」と言われるようにもなってきて、習って良かったと思っています。