「もしよかったら」を英語で?4つの意味によって使い分けよう

if-you-dont-mind

「もしよかったら・・・」は実はいろいろな意味があることをご存知でしょうか。
私たちは日本語で、場面に合わせて「もしよかったら・・・」を使っています。
依頼、勧誘、謙遜、許可、提案などの意味があるのです。

英語では、それぞれの場面に合わせて当然表現が変わります。
それぞれの場面に合わせた「もしよかったら」の英語表現を今回はご紹介します。

依頼・勧誘

相手にお願いしたり、誘う場合の言い方です。どちらも共通して断られる可能性がある場合の言い方です。

例えば、素敵な異性に出会って、デートを申し込むときに、

もしよかったら、今度食事に行きませんか。
If you don’t mind, shall we go for a meal?

この場合は、断られる可能性もあるため、もし嫌じゃなければ、というニュアンスでmindを使って聞きましょう。
相手を誘っているので、勧誘の表現ですね。

また、例えばすでに友達同士の関係などで、断られる可能性が少なくなってくると、mindではなく、OKを使うと少し軽いニュアンスになります。

もしよかったら、明日一緒に買い物にいかない?
If it’s ok, shall we go shopping tomorrow?

また、依頼の意味の場合なら、

(知り合いの外国人に)もしよかったら、少し英語を教えてくれない?
If you don’t mind, will you help me learn English?

こちらも相手との距離感、断られる可能性に応じて、mindとOKを使い分けましょう。 
表現としては、どちらも共通しています。

謙遜

謙遜とは遠慮する気持ちを表すときに使う言葉です。
日本人が一番使う機会が多いのは、お土産を渡すときではないでしょうか。

もしよかったら、みなさんで食べてください。
Please help yourself (if you would like).

この場合は親切で渡しているお土産なので、「もしよかったら」に当たる言葉を使う必要はないです。
あえて使うのであれば、if you would likeを使うとより丁寧で、謙遜している感じになります。

would likeはwantと意味は同じですが、より丁寧なニュアンスになるので、会社の人、近所の人などにお土産を渡す際にはwantより直接的でなく、丁寧な表現です。

ちなみに、お土産を渡すとき、受け取りを拒否されたり、もらう方が嫌がることはまずありませんから、mindは使うことはできませんよね。

提案

私が〜〜しましょうか?という表現が提案です。 
例えば、会社に研修できている外国人社員に対して、

もしよかったら、自宅まで送りましょうか。
I’ll drive you home if you want.

この場合は、あなたが望むなら、というニュアンスですね。同じ意味で、

I’ll drive you home if you like.

ということもできます。

許可

この場合は、例えば学校で友達が最近買った漫画の話をしていて、私もその漫画を読んでみたいと思っている場合をイメージしてください。

もしよかったら、私に貸してくれない?
If possible, can I borrow it for a while?

ということができます。
この場合は、断られる場合もありますし、相手にお願いをしている場合でもあるため、依頼の意味で、if you don’t mingや、if it’s OKも使うことができます。
意味としては、重なるところが大きいですね。

英語で「もしよかったら」を言うと?まとめ

日本語は英語よりも意味の幅が広い言葉が多いので、日本語からの直訳では正しい意味が伝わらないことがあります。

If you don’t mind,
If it’s ok,
If you want,
If you like,
If possible,

など、今回ご紹介した表現はほんの一部ですが、言葉の意味を考えて、表現と場面を一致させて使う練習をしてくださいね。