a friend of mine と my friendの違い

my-friend-friend-of-mine

英語で「これが私の友達です」と紹介する時、

「This is my friend.」

というのが適切でしょうか、

「This is a friend of mine.」

というのが適切でしょうか。
日本語に訳せばどちらも「こちらは私の友達です」となりますが、英語で伝わる親しさの度合いは大分違ってきます。
違いは不定冠詞aと所有形容詞myにかかっています。

A friend of mineは「数多くいる友人の中の1人に過ぎない」というニュアンス

基本的に、不定冠詞 a +名詞というのは、「複数ある中の1つ」を表す言い方です。
この世に1つしかないものには、不定冠詞は付けません。

例えば、John is a friend of mineと言えば「ジョンは私の友人の1人です」という若干冷めた言い方になります。
ですから、その本人(この場合はジョン)がいる前で、他人に紹介する時に使うことはあまりなく、基本的にはその本人(この場合はジョン)がいない場で、知らない第三者に彼のことを説明する時に使うような表現です。

本人が目の前にいる時、紹介文としてThis is a friend of mine, John.と言ってしまうと、冷たく聞こえてしまい、その紹介された本人の気持ちを傷つけてしまうかもしれませんので気をつけましょう。
この他にも次のような言い方ができます。

(例)He/She is a colleague of mine. (彼/彼女は私の同僚の1人です。)
(例)He/ She is an acquaintance of my mother. (彼/彼女は私の母の知り合いの1人です。)

人に友人を紹介する時には “This is my friend, John.”などと言うこと

結論から言えば、本人のいる前で他人に紹介する時は、my friend という表現を使い、 “This is my friend, John.” と言います。
友達以外の場合は、例えば次のように様々な表現が使えます。

(例)This is my classmate, James.(こちらは私のクラスメート、ジェームズです。)
(例)This is my colleague, Jane.(こちらは私の同僚、ジェーンです。)
(例)This is my son’s teacher, Miss Brown. (こちらは私の息子の先生、ミス・ブラウンです。)

紹介する時は具体的に、そしてスマートにWeを使う

以上のように、ジョンという友人を紹介する時には、“This is my friend, John.” と言いますが、これはあくまでも「最低限」の文です。
できれば、さらに親しさの度合いを詳しく、またはどれくらいの間知り合いなのか、どこで出遭ったのかなどを短く、具体的に付け加えて表現しましょう。
また人を紹介する時は、スマートに私たち(We)という言葉を使えるととても感じの良い紹介文になります。

(例)This is my very good friend, John.
John and I have known each other for 3 years.
We met for the first time in college.

(こちらは私のとても親しい友人、ジョンです。
ジョンと私は知り合って3年になります。
初めて会ったのは大学の時です。)

練習問題

1.ジェーンさんという友人に、サリーという別の友人を紹介する場面では、次のどのように話すのが最も適切でしょうか。

A.Hi Jane! This is a friend of mine, Sally.
B.Hello, Jane. This is my very good friend, Sally.
C.Hi Jane. Sally is a friend.
 
2.ロバートという友人と話している時、ジョン・スミス氏という男性の話が出て、それはあなたの父親の知り合いの1人だと分かりました。
次の内どのように応えるのが最も適切でしょうか。

A.You mean Mr John Smith? I’ve heard of him. He is an acquaintance of my dad.
B.You mean Mr John Smith? I’ve heard of him. He is my dad’s friend.
C.You mean Mr John Smith? My father met him.

正解 
1.B 
2.A

a friend of mine と my friendの違い まとめ

 

不定冠詞と所有形容詞のニュアンスの違い、単純なようですが、英語で円滑に人間関係を作っていくためには、こういった細かい点にも注意する必要があります。感じ良く人を紹介することができれば、紹介された本人も、その相手も、気分が良くなるものです。
英語でスマートに素敵に人の紹介ができるようになりましょう。