表現力2倍UP! 「物が主語になる英語」4つの事例

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【不気味?でオモシロイ英語の世界】

こんにちは。英会話ビギン講師のユキコです。

Die. Busy. Work. Say.

いずれも中学で習う動詞ですね。
これらを使って例文を作れ、と言われたら
どんな文を作りますか?

My grandmother died last year. 
I was busy yesterday. 
I worked all day today. 
He said, ‘hello’ to me.

などなど人を主語にした文を普通作ると思います。

【本日のポイント】

普段、人を主語に取るこれらの動詞は
人以外を主語にしてとても便利な表現となるのです!! 
しかも、日常会話に頻出です!!!

以下の例文を見てその意味を推測して下さい。

■Die

A: You didn’t come to the meeting.

B: Sorry, I was sick yesterday.

A: Why didn’t you call?

B: My phone died.  So, I couldn’t call.

■Busy

A: I don’t like my neighborhood.

B: Why not?

A: Because there is a busy street.
Cars and trucks always drive by and it’s noisy.

B: I see.

■Work

A: ( coughing, and sneezing )

B: Sounds like you have a bad cold.

A: Yes, I’ve been feeling terrible.

B:  Did you go to the doctor?

A:  Yes, I did.  He gave me some medicine but it doesn’t work at all.

B:  I see.  Well, drink some hot ginger tea.  It will work.

A:  Ok, then I will try it. I hope it will work.

■Say

A: What time is it?

B: Well, that clock says
that it’s five after four.

A: Today’ s newspaper says
that Japanese economy is going to be good this year.

B: Really?  I can’t believe it!  Lots of people are still out of jobs.

さて、文脈から意味が推測できましたか?

■die

生き物が死ぬ、という本来の意味の他に機械などを主語に取って
‘壊れる’を意味します。

■busy

忙しいという本来の意味の他に、
道や場所を主語に取って車や人がたくさん通ったりすることを意味します。

busy corner = 繁華街の角     busy road = 交通の激しい道路

■ work

働く、という本来の意味の他に、
‘効き目がある’ という意味があります。

■say

‘言う’ という本来の意味の他に、
人間以外のものを主語に取って何らかの情報を伝えるという意味があります。

(時計が時間を指す、新聞などに書いてあるなど)

英単語を辞書的な意味で一対一で覚えるのではなく、
文脈の中での使い方を覚えていくことの大切さを痛感しますね。

■ダイアローグの訳

A: 会議に来なかったね。
B: ごめん、昨日は具合が悪かったんだ。
A:  何故電話くれなかったの?
B: 電話が故障したんだ。だから、電話できなかった。

A:  自分の住んでいる地域が好きでないんだ。
B:   どうして?
A:  車の通りの激しい通りがあるんだ。いつも、車やトラックがいつも通り過てうるさいんだ。
B:  なるほど。

A:  (咳き込んだりくしゃみをしたりしている)
B:  ひどい風邪をひいているようだね。
A:   ああ、ずっとひどく具合が悪いんだ。
B:   医者に行ったかい?

A:  ああ、行ったよ。薬を貰ったんだけど全く効かないんだ。
B:  そうなんだ。 生姜湯を飲むといいよ。効くよ。
A:  ふーん、じゃあ試してみよう。効くといいな。

A:  何時?
B:   あの時計は4時5分を指しているよ。

A:   今日の新聞に今年は日本経済は良くなると書いてあったよ。
B:   本当に?信じられないよ。未だにたくさんの人々が職にあぶれているじゃないか。