Listeningで300点突破したい方へ。Part3と4を6割正解目指せばOK!

TOEIC-Listening

TOEICでリスニングのスコアアップを目指す際に、Part1とPart2は一問一問の質問が短いこともあり、コツをつかめばすぐ正解できるようになるので、即効力があります。 

反対に、Part3とPart4はどうでしょうか。聞く量が多いし、質問も一つの会話(Part3)、ナレーション/スピーチ(Part4)に対して3つ答えなければなりません。

さらに、新形式になり問題数が増え、ボリュームのある内容に変化したと言えます。
Part1とPart2だけでは、当然300点取得するために必要な正解数をまかなうことができませんので、初心者の方でもPart3とPart4をある程度攻略する必要があります。
今回は、いかにしてPart3とPart4で正解するか、そのポイントをご紹介します。

鉄則第一:選択肢は必ず先読みすべし!

多くの人が実践しているポイントではありますが、この鉄則なくしてスコアアップはできないので、先読みについて改めて詳しいペース配分なども含めお伝えします。

そもそも先読みしなければいけない理由は!?

Part3とPart4に共通して、会話、ナレーションは文量が多く、聞いた後に質問をチェックして答えるということは難しいです。
日本語でも難しいと思います。
そして、考えている間に次の会話が始まってしまいます。 
このペース配分は初心者の方がもっとも難しいとしているところですね。

ポイントは、

(1)Part3、4の冒頭の問題説明(約30秒)の時間に、これから始まる会話/ナレーションに関する質問3つ分のみ目を通す

(2)その際、ある程度答えのポイントになる部分に目星をつける

例:What does the man ask the woman about?であれば、男性の会話に答えがあるはずなので、男性の会話に集中する、など

(3)会話を聞きながら、同時進行で回答をしていく。
理想は、会話/ナレーションが終わった段階で回答も終わっていること。

(4)3つの選択肢を読み上げている間に(約30秒)、次の問題の選択肢3つをチェック 

これをPart3とPart4で繰り返していきます。
いかにこのペースを乱さず進めていけるかが重要なポイントで、限られた時間の中で質問に目を通す速読力も求められます。 

鉄則第二:正解しやすい問題に焦点を当てて、6割正解を目指す!

実は一つの会話/ナレーションに対する3つの質問は、難易度が全て同じではない、ということをご存知でしょうか。
TOEICは英検と違い、全レベルの方が一律に同じ問題を解くので、目標スコアのために正解すべき問題を正解すればいいのです。
全ての問題で正解を目指す必要はありません。

正解すべき問題→Q1とQ3

傾向として、3つの質問のうち、Q1とQ3は答えを見つけやすいことが多いです。というのも、

Q1→話している人、場所、立場、用件
Q3→話者の次の行動(どこへ行くか、何をするか、など)

といったことを聞かれることが多いからです。
実際に問題を解くと、質問そのものがいつも同じであることに気づかれると思います。

(~~mainly talking about? や Where does this conversation take place?など)

そして、答えの根拠もだいたいどこにあるか予想できます。

Q1→会話の冒頭部分
Q3→会話の最後

この部分に集中して聞けば正解できます。
そのためには鉄則第一の先読みが必要不可欠なのは言うまでもないですね。

しかし、Q2に関しては内容に関する問題なので、どこに答がくるか、あるいは質問のパターンなど一概に特定できないため、難易度がQ1、Q3と比べて高いのです。
選択肢を先読みすれば、会話の内容、難易度がなんとなく分かる部分もありますから、難しそうなら、Q1とQ3だけに的を絞ってしまいましょう。

鉄則第三:諦める勇気を持ち、次の問題へミスをひきづらない

「それでも難しい問題は、難しい」と思われる方もいらっしゃると思います。
実際のところ、会話の内容、あるいはアクセントなどが原因でQ1とQ3ですらうまく答えを探すことができない場合もあります。

また、新形式で新たに加わった話者の心情を答える問題、表やグラフなどチャートを用いた問題はこういったテクニックで対応できないケースが多いです。

リーディングと違い、リスニングは一回で分からなければどれだけ考えても分かりませんから、そのときは潔く諦めて好きな数字をマークしましょう。
そしてペースに従い、次の問題の先読みをしましょう。

実はTOEICのリスニングで一番難しいところは、精神面で45分間集中できないということでもあります。
どうしても正解しようとひたすら考えて先読みのペースを乱してしまうことが多いのです。 

ですが、逆にQ1とQ3だけでなく、問題によってはQ2も正解できる可能性も十分にありますよね。
ペースを乱したがゆえに、その正解できる可能性があった問題すら正解できなくなってしまうかもしれません。ですから、一問単位で考えず、平均して6割正解すれば大丈夫と肝に銘じておきましょう。

いかがでしたでしょうか。

リスニングで300点取得するポイントまとめ

・選択肢を必ず先読みする
・できる問題、できない問題を見極める
・できない問題は潔く諦めて、気持ちを切り替える

をチェックして、どんどんスコアアップしてくださいね。

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