外資系企業での外国人スタッフとの接し方 5 (反論)

目次

ミーティングではネガティブな意見は禁物です。

ですが、他のスタッフが言った意見と反対の意見を持っている場合は、そう言うべきです。
相手の意見を尊重しながら、自分の意見を述べる方法は
「アサーティブ・スピーチ」(assertive speech)と呼ばれています。
反論を述べるときでも、より建設的な言い方が求められます。

たとえば、
“I disagree with the idea of moving up the delivery date.”
「納期を前倒しするのは反対です。」
 という意見を述べるとして、その理由として以下のAとBを比較してみましょう。

A: “Reduced time will result in low quality. ”
「時間を短縮するとクオリティが悪くなります」

B: “We should maintain the quality of products. ”
「製品のクオリティを維持するべきです」

Bのほうがチーム全体の共通利益に訴えかけているので、より説得力がありますね。

“My opinion is different. We should increase budget revenues rather than expending cut.
The sales of product A is improving year on year. ”

「私の意見は異なります。支出を削減するよりも歳入を増やすべきです。
製品Aの売上は年々上がっていますし。」

最後にしぐさですが、会議で腕を組むのは推奨されません。offensive(敵対的)な印象を与えます。
また、頭や顔を手でおおう動作は、defensive(自己防衛的)な印象を与えると言われています。
 話す際、目線は議長や対抗意見を述べている相手の目を見て話しましょう。
睨めつけるのではなく、目の少し上あたりをソフトに眺めるようにするのもよいとされています。

ミーティングに出席するときは、出席することはもちろんですが、
事前に自分の考えをまとめておく必要がありますね。
反論も含めて積極的に意見を述べることで、チームへの貢献度が評価されます。

次回は、ミーティングで「提案」する際の表現をご紹介します。

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